ハウスメーカー決定 続き

ハウスメーカー決定 - 三井ホームでお家づくり
で書いたように最終候補に残ったHM・工務店についていろんな項目で点数をつけてみました。


点数化して見えたことが、三井ホームが自分たちのニーズに一番合ってそう=穴が少ないということでした。


他社で大きく点数が低かったのが、①自由度・設計士の関与タイミング、②現在の自宅からの距離でした。
①:HM・工務店によっては契約(一条工務店は本契約)まで設計士が登場しません。我が家は間取りに結構注文をつけていた方だと思うのですが、営業担当の作成する案の時点では何度やり取りしても微妙なものしか出てきませんでした。設計士が早い段階で関与してくれるHM・工務店はその点、間取りについてはより具体的なイメージを持って契約できるというのが大きな違いでした(契約しない客のプランを作るための人件費の問題があるというのはわかっていますが)。


②:自宅から建設予定地は車で1時間弱なのですが、話を進めていた2つの工務店(一条ではなく地場工務店)はいずれも自宅から建設予定地を通り過ぎてさらに30分以上車を走らせる必要がありました。
平日仕事をして土曜朝から子どもの習い事に行って、その後もしくは日曜に往復3時間かけて打ち合わせを繰り返すのは体力的にも精神力的にもかなりつらく、諦めました。


いろんな項目を点数化して検討した結果、残ったのは三井ホームと積水ハウス(シャーウッド)の2社。この2社で大きく違ったのは空調についての考え方でした。
両社ともに全館空調は採用できます。


室外機を部屋の数だけ置くというのがどうしても嫌で、脱衣所やトイレが暑い・寒いというのも嫌だったため、各社には全館空調と第一種換気を念頭に……と話をしていました。
ただ、積水ハウスの設計士・担当者からは「ダクトを通すことによる天井の下がり」を理由にお勧めしないという返事でした。


理由の一つは予算だと思います。同じくらいの延床、装備という前提で積水ハウス(ベルバーン)の全館空調なし vs.三井ホーム(吹付)のスマートブリーズワンの金額を比較すると三井ホームの方が若干安く、積水ハウスはかなり当初の予算ギリギリだったので担当者としては入れたくなかったのかな……と(推測)。


もう1つ、積水ハウスの家づくりの考え方として「スローリビング」にもあるように外との繋がりを大切にしているのだと思いました。全館空調も用意はしているけれど、会社として注力しているというわけではないのかなと。ちなみに住友林業も営業担当と話した際、全館空調については積水ハウスと似たコメントをもらいました。


全館空調の件(+お金)さえ解決すれば、積水ハウスはかなり魅力的なハウスメーカーでしたが、最終的に全館空調の件が決め手になって三井ホームと契約することを決断しました。


ちなみに三井ホームは全館空調推しではありますが、だからと言って窓を開けない生活を推奨しているわけでもなく、風が気持ちいい季節は窓を開けて空調OFF(換気のみON)でいいですよ~という意見でした。
そのあたり、超高気密高断熱なHM・工務店とは少し温度感が違うなとも感じました。